スペシャルSPECIAL

制作スタッフの各話おすすめシーン特集

美麗な映像と繊細な演出に注目が集まっている「わた婚アニメ」。アニメーション制作のキネマシトラスのスタッフが紹介する各話のおすすめシーンをご紹介!

 

▼第一話「出会い」 ▼第二話「旦那さまという御方」 ▼第三話「初めてのデヱト」

▼第四話「おくりもの」 ▼第五話「波紋」 ▼第六話「決意と雷鳴」

▼第七話「夏の華の淑女」 ▼第八話「悪夢と不穏な影と」 ▼第九話「夢に溺れて」

▼第十話「夏の桜、そして過ち」 ▼第十一話「母が遺したもの」 ▼第十二話「暗闇の中の光」

 

第一話「出会い」

おすすめシーン
桜の木、美世と清霞の出会いのシーン

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話
この作品のイメージである桜の木は美術さんにも丁寧にご作業いただいており、
とてもきれいなシーンにまとまったと思います。
ラストシーンは二人の動きや繊細な表情、瞳のディティールなどを丁寧に描写しています。
セリフの間にもこだわっているので二人の空気感が伝わると嬉しいです。
運命的な二人の出会いのシーンとして、とても印象的なシーンになったと思います。
その他のシーンにおいても、より魅力的な作品になるよう光の描写やキャラクターたちの瞳の描写などの細部にもこだわっていますので、是非注目してみていただけると嬉しいです。

 

<桜の木>

 

<絵コンテ>

 

<美世瞳色指定>

 

<原画>

 

 

 

 

 

 

第二話「旦那さまという御方」

おすすめシーン
美世が作った味噌汁を清霞に褒められて涙するシーン

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話
料理のカットは特に拘りました。丁寧な作画作業と、特効様のお力でとても美味しそうなカットになったと思います。
第二話は春ということで魚や副菜も旬の食材を意識しました。
シーンとして盛り上がるのは終盤の味噌汁のシーンかと思いますが、個人的には美世の幼少期のシーンも好きです。美世は少し可哀想ですが、香乃子の絵に描いたような「意地悪な継母」な表情にも注目して観ていただけると嬉しいです。

 

<特効処理前・処理後>

 

 

 

 

第三話「初めてのデヱト」

おすすめシーン
美世の表情の変化

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話
第二話までは暗い表情だった美世ですが、第三話からは少し明るい表情へと変化してきます。さらに化粧の処理をのせたことで、より心情が見えるようになりました。
美世がゆり江に化粧をしてもらうシーンは色彩、特効、撮影スタッフの皆様のお力でより印象的に仕上がったと思います。
清霞に心惹かれ始めながらも自分に自信が持てない美世が見せる様々な表情にご注目ください。また一方で、美世のために慣れないことをする、少し不器用な清霞にも必見です。

 

化粧道具色見本設定

 

<美世 作画設定>

 

<美世 色見本>

 

 

 

 

 

 

 

第四話「おくりもの」

おすすめシーン
組み紐をつけた清霞を想像した嬉しそうな美世のシーン

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話
第四話では久堂家に嫁いできて美世の世界が色鮮やかになったことを
表現するために、手芸店のシーンでは美世の表情や商品の描写にこだわって制作しました。斎森家では見せなかった美世の表情や色とりどりの商品に是非注目して観ていただけますと幸いです。
また、この話数では美世の心境の変化が複数あります。自分の境遇や過去と向き合い、成長する美世を楽しんでいただければと思います。

 

<組み紐設定>

 

<手芸店設定>

 

<手芸店設定>

 

 

 

 

 

第五話「波紋」

おすすめシーン
メリハリのある話数!

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

第五話では長らく虐げられていたために消極的で暗かった美世が、料理の腕を振るって五道をもてなしたり、仕事で忙しい清霞のためにお弁当を作ったりと少しずつ前向きに変化していくところが観られます。
前半はコミカルなやりとりや、美世と清霞が心通わせる日常が中心に描かれ、後半では一転、斎森家の因縁をめぐるエピソードがサスペンスフルに展開される、メリハリのある話数だと思います。前半エピソードのクライマックスへ突入していくお話です。
のちの展開への伏線や清霞との微笑ましいやりとりもありますので、ぜひ楽しんでご覧ください!

 

<美世の日傘設定>

 

 

 

 

 

第六話「決意と雷鳴」

おすすめシーン
随所への細かいこだわりと、ラストに出てくる青空

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

第五話でさらわれた美世を助けに、斎森家に乗り込む清霞と幸次という前半最大の盛り上がりを見せる話数です。声優さんの皆さんの演技に負けにない表情芝居にももちろんこだわっていますが、画面の明るさや鏡などの小物、随所に細かいこだわりがあります。
前半パートのラストで初めてでる美世の強い決意の言葉、表情は見所です!
そして、視覚的にも暗く、重い内容の蔵でのシーンが続いた後、最後、久堂家での会話の中で出てくる青空のカットは特にこだわりのカットです。観ているこちらの気持ちも晴れるような青空は必見です!

 

<蔵内観 美術ボード>

 

<蔵内観 美術ボード>

 

<蔵内観 美術ボード>

 

<青空のカット>

 

 

 

 

 

 

第七話「夏の華の淑女」

おすすめシーン
美世と清霞の表情豊かなシーン

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

第七話は葉月が登場することで、パッと明るい話数になっていると思います。

葉月の登場で、普段は感情の起伏が少ない美世と清霞も表情豊かなシーンが多いので、ぜひ注目してみていただければと思います。

特にお気に入りなのは、 清霞と目が合って照れている美世や、葉月に抱き締められてアワアワしている美世、 葉月にからかわれて「ぐぬぬ」…となっている清霞です。

(葉月の尻に敷かれている清霞も珍しいので、ぜひ観てください!)

また、それぞれ再出発する香耶と幸次の姿も観ていただければと思います。

 

<原画>

 

<原画>

 

<原画>

 

<葉月設定>

 

 

 

 

 

第八話「悪夢と不穏な影と」

おすすめシーン
美世の装いや表情、肌の色味の変化

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

衣装設定が多い本作ですが、第八話では美世が洋服姿で登場します。
ワンピースにポニーテールと、普段とは大きく変わった装いです。
一方で、悪夢によって体調を崩してくいく美世の顔色はどんどん悪くなっていきます。
前半と終盤では表情付けから肌の色味にまでこだわり、細かく調整しておりますので、その違いにも是非ご注目ください。
また、今まで以上に「異能」や「異形」が物語に関わってきます。
封じられていたオクツキの異形、堯人の不穏な予言、悪夢にうなされる美世。
わた婚のファンタジーの部分が、この先どう展開していくのかご期待ください!

 

<美世の肌色差分設定>

 

<美世ワンピース設定>

 

<堯人設定>

 

<堯人との謁見の間>

 

 

 

 

第九話「夢に溺れて」

おすすめシーン
ラストシーンの美世と清霞のやり取り

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

第八話から体調を崩してしまっている美世が仕事の忙しい清霞とすれ違ってしまうお話です。他の話数に比べると大きなアクションが起こる話数ではないですが、美世、清霞ともに気持ちが大きく揺れる話数ですので、各キャラクターの表情芝居やシーンごとの色にもこだわっています。特にラストの台所での美世と清霞のやり取りは、表情から感情が伝わるようなアニメーションになってると思いますので、ぜひ注目して観てください!

 

<原画>

 

<原画>

 

<原画>

 

<原画>

 

<原画>

 

<久堂家軒下 美術ボード>

 

<久堂家台所 美術ボード>

 

 

第十話「夏の桜、そして過ち」

おすすめシーン
清霞と新の戦闘シーン

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

この話数の見どころは何といっても戦闘シーンです。異能の使い手として圧倒的な実力を持つ清霞に対して、新がどのような手を使って対抗していくのかにご注目ください。また、美世に関する秘密や、今までのエピソードでは謎に包まれていた新の胸に秘めた思いなどが次々と明かされる回でもあります。制作する上では戦闘シーン後半にある、新が清霞に弾丸を打つカットは特にこだわっています。新が撃った弾丸が清霞に迫っていくのをカメラが追いかけるというカットなのですが、監督・演出・原画・3D、各セクションのスタッフの方々と何度も調整を重ねました。試行錯誤した分、良い映像に仕上がっていると思いますので、是非注目して観ていただきたいです。

 

<新 設定画>

 

<新 銃設定>

 

 

 

第十一話「母が遺したもの」

おすすめシーン

澄美の心情表現と、美世と桜のイメージ空間

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

美世の母親である澄美の過去や想いが美世に伝わる話数ですので、澄美が美世を大切にしていたということが視聴者の皆様にも伝われば嬉しいです。また、憂いを帯びた儚い澄美の表情にもぜひ注目していただきたいです。制作面でいうと、後半に登場する美世と桜のイメージ空間は撮影様にとても頑張っていただきました。何度も撮影テストを重ね、発光感や色味のボケ感などぎりぎりまでご調整いただいたおかげで神秘的な雰囲気がより際立っていると思いますので、ぜひご注目ください!

 

<美世と桜のシーン前テイク>

 

<美世と桜のシーン最終テイク>

 

<原画>

 

<原画>

 

 

第十二話「暗闇の中の光」

おすすめシーン

美世が清霞を助けた後の二人のやり取り

 

おすすめシーンのこだわりや制作秘話

オクツキの異形との戦闘で精神世界にとらわれてしまった清霞を美世が助けに行く話数となります。個人的に注目していただきたいシーンは、やはり美世が清霞を助けた後の二人のやり取りです。9話からすれ違っていた二人がやっと本音を話し合えて、お互いの想いを伝えるシーンですので、とても丁寧に制作しました。そして、ラストのパーティーのシーンでは、大きな壁を越えて一層仲が深まった美世と清霞の幸せな雰囲気を存分に楽しんでいただけると嬉しいです!

 

<精神世界の桜の木美術設定>

 

<精神世界の桜の木本編BG素材>

 

<美世衣装設定>

 

<清霞衣装設定>

 

<原画>

 

<原画>

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